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「問題の解き方のコツ」を紹介しているサイト+αまとめ(中学生向け)(再掲)

  

この記事はiPadと学習支援からコチラに移動した記事です。

 

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最近、全然読めないわけではないけれど読むのに時間がかかる、もしくは長い文章を理解するのが苦手な方や、全然書けないわけではないけど書くのに時間がかかるという方のお話を結構聞きます。

 

これは脳の発達の凸凹の問題で、関連性や意味の無い記号(漢字やアルファベット)を覚えることへの苦手さなど、ワーキングメモリ(短い時間に情報を記憶して同時に処理する能力)の少なさが要因になっていたりします。

 

個人的に、文字の読み書きに苦手さのある方が文章を書き続ける、または読み続ける感覚は、例えるなら、他の人が20mシャトルランを走っているときに100mシャトルランを走り続けている様な感覚なのかなと思っています。

 

このような、障害者手帳を持つまでには至らないけれど、ある程度の支援が必要な特性を持つ方々はグレーゾーンの人々と呼ばれており、学習支援が必要なのですが、「できないわけじゃないんだし、やる気が無くてしないだけ」としばしば誤解されてしまいます。そして、適切な支援が行われない結果、二次障害として学習意欲を失ってしまい、不登校になってしまうことがあります。

 

勉強分からない→分からない状態でテストを受けても思ったような結果が出せずしんどい→学校行きたくない→不登校という流れが恐らく最悪のパターンです。

 

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それを回避するための一つの手立てとして、先に問題の解き方のコツを掴んでおくということが考えられます。

 

これは、例えば現代文だったら、「『つまり』の後に今までのまとめを書くよね」とか「『しかし』などの逆説の言葉が来たら前の主張と逆のイメージで捉えればいいんだな」といった様なノウハウにあたります。問題を解く際、長い文章を読むのが難しければ、長い文章を読まなくても解けるような(もしくは長い文章を短い文章として捉えるというような)やり方を見つけていけばいい、という考え方です。

 

こういった問題を解くためのコツというのは、問題をこなしていく内に身につくことが多いのですが、そもそも長い文章を読むのがしんどければ、そのようなコツに行き着くまで問題数をこなせない可能性があります。

 

そこで今回、どこを見ればいいのか、どのような答えが求められているのかなど、「問題の解き方のコツ」を紹介しているサイトを調べてみようと思いました。

 

ちなみに、今回「中学生」を対象にしたのは、期末試験やら模試の勉強やらが行われる中学生活が、勉強における最初の難関だと思われるからです。

ここでつまずいて学習の積み重ねが出来ずズルズルと…というのは良く聞く話なので、今回は「中学生向け問題の解き方のコツ」について紹介しているサイトのご紹介を行おうと思います。

※場合によっては、小学校や高校でも活用できそうな部分もありましたので、そこら辺を抜き出して応用するのもアリかと思います。

 

 

長々話してきましたが、ここからが本題です。

 

 

「問題の解き方のコツ」を紹介しているサイト

 

中学国語のツボ

 

サイトトップ | 中学国語のツボ

 

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古文、現代文など、国語に特化した問題の解き方について解説しています。

特に現代文の読解について細かくまとめられていて、参考になる部分が多々ありました。

 

現代文読解講座 コンテンツ詳細 | 中学国語のツボ

⇒現代文カテゴリー記事の目次です。

 

現代文読解講座 読解、解答のコツ | 中学国語のツボ

⇒『重要な部分に印を付ける』、『主語と述語を抑える』、『接続詞に気をつける』というのは基本的なことですが、これを頭に入れた状態かそうではないかではかなり正答率に差が出るのではないかと思います。また、文章のどこに着目すべきかが一つ一つ具体的に書かれているため分かりやすいと思います。

 

※このサイトの中には、『長文読解は流しでもとりあえず読むべし』というような考えも含まれていますが、グレーゾーンの生徒が無理に行う必要はないと思います。重要そうな段落の見当をつけて読むなど、本人にあったやり方に合わせていくことが大切だと思います。

 

 

勉強法を勉強するサイト

 

http://勉強法.biz/

 

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主に勉強に対するアプローチの仕方について書かれているサイトです。

特に数学と英語の記事が個人的に参考になったので、個別に紹介します。

 

⇒見通しをもって回答することの重要さについて書かれています。パターン化することを意識しつつ問題を解くことはやっぱり大切です。

 

⇒中学の英語はとりあえず英単語を覚えられるかどうかが勝負だと思います。英単語を単なる記号としてではなく、どういうところをどういう風に間違えたのか連想しつつ覚えていくということは、大事な視点の一つだと思います。

 

 

学生時代に実践していた「問題の解き方のコツ」

 

+αの部分です。

参考になるかどうか分かりませんが、私が学生時代にやってた解き方のコツです。

 

英語の場合

 

長文読解だろうがリスニングだろうが、重要そうな文は全て単語で区切って、いちいち意味を書いていました。

 

    ローマ    だった    違う   建つ        1    日

例) Rome  /  was  /  not  /  built  /  in  /  a  /  day.

 

こんな感じです。これで後は何となく並び替えて(意味の振り仮名を振った上に順番を書いても良いかもしれません)、ローマは一日でつくれなかった(≒ローマは一日にして成らず)ってことなんだろうなとニュアンスで理解してました。

 

また、私の場合、英文を読みながら聞くという同時処理が難しかったので、リスニングのときに書かれている英文の問題文も、CDの再生が始まる前に、こんな感じで意味の振り仮名を振っておいた状態で聞いていました。

 

 

 

以上で『「問題の解き方のコツ」を紹介しているサイト+αまとめ』を終わります。

 

今回、調べていく過程で、スケジューリングや勉強の仕方について解説してあるサイトは結構見つかったのですが、具体的な問題の解き方を解説しているサイトを見つけるのには結構時間がかかりました。

 

今回紹介したサイト以外で有用なサイトや実践例がありましたら、コメント等で情報提供頂けると嬉しいです。